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162. 倒れるまえに

熱中症で倒れる方が増えているようですが、そうなる前にからだからののSOSに気づくことが大切です。

 

熱中症の兆候・最初の症状としては、貧血のように血の気が引いいて【顔色が白く】なっていきます。

 

次に【吐き気、冷汗】といった症状が現れます。また、脱水症状によるふくらはぎなどの【筋肉がつったり、痙攣】したりします。

 

ここまでの状態で「からだの調子がおかしいぞ」「熱中症ではないだろうか」と異常に気づき、手当てをして、これ以上の進行を食い止めなければいけません。

 

熱中症の症状がこの先へ進んでいくと、【汗がまったくでない】状態になり、【皮膚がカサカサ】に乾燥し、【顔は赤く熱を帯び】てきます。そして、全身が熱くなり、【体温も40度以上】まで急上昇します。

 

この状態にまでなってしまったら、大至急、救急車を呼びましょう。

 

すぐに意識障害や言語障害も現われ、意識はもうろうとしてきます。

 

意識があるうちに水分補給をして、できるかぎり体温を下げる努力をしながら救急車を待ちましょう。

 

※重度の熱中症の場合は塩分濃度0.9%の水分が適しています。通常のスポーツドリンクなどは塩分濃度が0.2%位に調整されています。